目が覚めたら緊急車両!(K・Yさん 20代女性)

目が覚めたら緊急車両!(K・Yさん 20代女性)

23歳の頃、某ショップ店員をしていました。

 

販売業界は人の流動が激しく、いつも人手不足の業界でもあります。

 

私が働いていたお店も例外ではなく、本当にギリギリの人員でした。

 

会社にヘルプを依頼しても「どこの店舗も人手が足りない」「ヘルプを出す余裕はない」と一蹴され、1日実働10時間、月休み3日などというシフトを何とかこなしていました。

 

そんなシフトが続いていた14連勤13日目、今でも忘れられない出来事が起こりました。

 

私が働いていたショップは大きなショッピングセンターの中にあったのですが、そこから車で2分ほどの場所に某牛丼チェーン店があります。

 

珍しく早番(と言っても帰宅は20時)だった私は、いつもより早く帰れる事に少し浮かれながら車に乗り込みました。

 

車を走らせてすぐ、体に異変が。アクセルを踏んでいるのかいないのか、足の感覚が徐々に失われ、さらには異常な睡魔が襲って来たのです。

 

職場から当時住んでいたアパートまでは20分ほどの距離でしたが、これではとても無事には帰れまいと、脳がギリギリの所で判断しました。

 

「ここで少しだけ眠らせてもらおう…」そう思って車を停めた場所が前述の牛丼チェーン店の駐車場でした。

 

車を停めてから寝入るまでは本当に一瞬だったと思います。

 

体感で10分ほど眠った時でしょうか。何やら外が騒がしくて目を覚ましました。

 

「あれ、パトカーが来てる…何があったんだろう…」そんなふうにボーッしていると車の窓を強く叩かれました。

 

顔を向けると、そこには4名の警察官の姿が!うち1人は手に何やら棒状のものを持っていました。

 

まだボーッとしている頭で窓を開け、「何があったんですか…?」と尋ねる私に、警察官は言いました。

 

「車の中で長時間ぐったりして動かない女性がいるとの通報がありました。大丈夫ですか?」と。

 

これに驚いたのは私です。

 

時間を見ると、職場を出て3時間半が経とうとしていました。

 

「ずっと窓を叩いていましたが全く動かなかったので、無理矢理ドアを開けようとしていた所でした。いま救急車とレスキューが向かっています。具合の方はどうですか?」

 

警察官の問いかけに「スミマセン…疲れて寝ていただけです…」と小さく答えるのが精一杯でした。

 

これに驚いたのは警察官たち。

 

「あんなに叩いて呼びかけても全く反応がなかったのに!?」「本当に具合悪いとこないの!?気持ち悪いとか頭が痛いとかもない!?」

 

矢継ぎ早に問いかけられますが「…ハイ…」としか答えられません。

 

1人の警察官が「大丈夫、救急止めて!」と言った時には、救急車のサイレンは間近に迫っていました。

 

「あー…もう間に合わない…」疲れたように吐き出された警察官のその一言が今でも印象的です。

 

結局車が8台ほどしか停められない小さな駐車場には、パトカー2台、レスキュー1台、救急車1台の計4台もの緊急車両が集結しました。

 

救急&レスキュー隊員の方にも同じ事を説明し、念の為にと血圧と体温を測定して消防署へと戻って行かれました。

 

警察官には「眠いのを我慢して無理に運転しなかった点は素晴らしい。でも、こうして心配する人もたくさんいる。通報者の方も必死で、今も心配して残ってくれてるじゃない。いくら若くても体は酷使するものじゃないよ」と優しいお説教を受けて帰宅しました。

 

職場から本当に近い場所でしたので、翌日の従業員休憩室は「何があったんだろう」という話で持ちきりに。

 

騒動の張本人としてはいたたまれない気持ちでいっぱいになりながら聞いていました(笑)。

 

体は酷使すれば壊れるもの。そんな事を学んだ私の体験談です。

  

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